政治と占星術

私の卒業した北海道大学の薬学部では、「芳香(かおり)」という同窓会誌があります。何年かおきに原稿の依頼が来るのですが、私の場合原稿が来るのはなぜか決まって転職のタイミングであるとか、人生で大きなイベントがある時です。

これまで紙ベースだった同窓会誌も、世の中のトレンドに合わせて、先ごろオンラインと同時発行となりました。オンラインがいいのは、紙ベースと違って字数の制限がないので、論文チックな長い文章も書くことも可能なことでしょうか。

というわけで、同窓会から参院選に立候補したいきさつを書いて欲しいと頼まれ、長いエッセイを書きました。お暇な方読んでみてください。

【芳香ESSAY】これからの日本の政治に必要なのは理系人材です!!/城戸佳織(33期 1990年卒)

また同窓会のホームページは、これから薬学部に進学しようと考えている方、卒業生がどんなことをしているのか、どんな進路があるのかなど調べたい方にもおすすめです。ちなみに私の学生時代の専門は核酸有機化学で、今流行りのRNAなどを化学的に合成するというのがテーマでした。かなり長いこと日の目を見なかった領域ですが、コロナでずいぶん注目されるようになりました。投稿にも心なしか、核酸関連の記事が多いですね。

北海道大学薬学部同窓会ホームページ

ちなみに北海道大学薬学部出身の政治家というと、立憲民主党の逢坂誠二さんがいらっしゃいます。年齢がたぶん10歳くらい違うので、学生時代は重なっていませんが、親しくしていた同窓生がたまたまニセコ町出身で、逢坂さんがニセコ町の町長になったあたりから存じ上げておりました。初めて聞いたときは、「薬学部を出てなぜニセコ町の町長?」と思っていました。逢坂さんはまだ30代半ばくらいだったのではと思います。逢坂さんは薬学部を出たものの、家庭の事情で研究職となることをあきらめ、地元のニセコ町役場に就職されたとのこと。製薬企業の研究職になっていたら、国会議員にはなっていなかったでしょうから、世の中何が起こるかわかりません。

ところで私はインドの会社とかかわるようになってから、インド占星術を勉強しています。勉強すればするほど、人生におけるイベントは必然なのだと感じます。逢坂さんの場合も、家庭の事情で出身地に戻られたのが、たぶん必然だったのでしょう。「占星術=怪しい」とお考えの方もいるかもしれませんが、占星術は洋の東西を問わず何千年も前から研究されている学問の1つです。特に政治と占星術は切っても切れない仲で、政治家の先生の中にも、お抱えの占い師を抱えている方がいるのではと思います。有名なところでは米国のレーガン大統領が、重要な政治の判断では、元弁護士の占い師に相談していたそうです。

インド占星術には、ダシャ―と呼ばれる未来を予知するシステムがあり、それを解読することで、一生のうち例えば、一生懸命努力しても報われない時期や、逆に面白いくらい成果が出る時期、モテ期や、結婚、子供ができる時期など予想することができます。もちろん他の占星術同様、性格や学問、職業の適性なども同時に解析することができます。

インド占星術の特徴はとにかく計算が多いこと。今はコンピューターで処理するので、私でもなんとかなりますが、コンピューターのない大昔のインド人は手計算だったわけで、インドの皆さん数学が得意なのも納得です。

自分自身のことに関しては、占星術は一応チェックはしますが、あまり気にせず行動するタイプです(笑)そしてことが起こった後に、「こういう意味だったんだ」と、気づく人です。気にしすぎて行動できなくなるのは本末転倒と思っているものの、もう少し慎重でもいいかもしれないとも思います。

個人の出生データの代わりに、国の建国にまつわるデータを使うことで、その国がどんな国か、あるいは起こりうるイベントを予測することも可能です。(これをマンデーン占星術と言いいます)

インド占星術によると、日本は今年の12月から、よく言えば精神性を重視する時期に入ります。これは7年続きます。一方でこの時期は経済的に難しい時期でもあり、また海外との紛争に巻き込まれやすい時期であるとも言えます。人々の生活が大変になることで、改めて日本という国、日本人のあり方を再考する時期になると思います。この期間が終わるころには、政治は選挙のあり方も含め、大きく変わるというのが私の予想です。厳しい時期を経て、「塞翁が馬」となるということです。もっとも、私は占い師としてはまだ駆け出しですので、どこまであたるかは?ですけれど。