第三回Zoom座談会企画です。
「フリーランスの働き方・制度上の課題」お話せていただきました。 対談していただいたのは、「かいよしみさん」と「たまこ」さんです。 かいよしみさんは現在会社員で経理のお仕事をされています。たまこさんは正社員でピラティスのインストラクターをされています。
今回の座談会の要旨
働き方の自由と柔軟性
- フリーランスの魅力は、自分で仕事や時間を選べる自由さ。特にピラティスやヨガなどのインストラクター職には柔軟性が高く、複数の場所や形式で働ける。
- 一方で、収入や保障の不安定さが大きな課題。産休・育休や社会保険、保育園利用など、会社員に比べて制度上の支援が限定的。
*動画の中で、フリーランスが法人化して自身の会社を持つことで「フルタイム」勤務を証明でき、保育所利用で優位になるという話がありましたが、育児休業に関しては、法人の代表や役員には適用されないので注意が必要です。育休の権利があるのは、従業員だけであり、今後フリーランスで子供を持とうとされている方は注意が必要です。
税制とインボイス制度の影響
- インボイス制度の導入により、免税事業者でも消費税を支払う必要が生じ、収益の少ないフリーランスには大きな負担。
- 取引先がインボイス登録事業者を優先する傾向もあり、競争環境が厳しくなる。
社会保障・子育てとの両立
- 国民健康保険や年金負担が大きく、特に都内ではコストが高い。
- 子育て中のフリーランスは保育園の入園優先度が低くなる場合があり、働く時間の調整や収入減の不安もある。
法人化と安定性の比較
- 一定の売上を超える場合は、法人化することで保障や信頼性が向上するが、初期の負担や運用の難しさもある。
- フリーランスが成功するには、継続的な契約先や収入源の確保、環境変化への適応が求められる。
女性とフリーランス
- 時間の自由さは魅力的だが、収入不安定・社会保障の弱さ・育児支援の不足などが壁になる。
- 「自由」と「自己責任」のバランスに悩む場面も多く、制度改革や支援の拡充が求められている。
また動画中で日本のフリーランスの数についての言及がありましたが、以下情報です。 全労働者に占める、日本のフリーランス人口は約3.1%。 米国ではおよそ労働者の三分の一がフリーランスなので、日本のフリーランスは少ないと言えます。 詳しくは、下記のリンクからご確認ください。
https://www.stat.go.jp/info/today/pdf/197.pdf
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