今日は少し大きなテーマになりますが、「日本の未来に希望を持つために、私たちは何ができるのか」について、私の考えをお話しします。
これまで私が取り組んできた社会保障制度の改革、教育の再設計、薬価政策――これらは、すべて未来の日本の持続可能性を支えるための必要な政策だと確信しています。
シンガポールに学ぶ、人材こそ国家の力
昨日は、移民制度に絡めて、シンガポールの急成長についてご紹介しました。
資源に乏しい小国が、高度人材育成への投資、研究開発の推進、強力な金融政策を通じて、国際競争力を獲得した成功例です。この20年で人口が1.5倍、GDPは3倍。2024年には一人当たりGDP世界4位――対する日本は36位です。この差を生んだ背景には、徹底的な「人材投資」がありました。私はこれこそが、日本の未来を支える鍵だと考えています。
教育改革は「平均」から「個性」へ
過去30年間、日本は人材への投資を十分に行ってきたとは言えません。
だからこそ今、教育制度を根本から見直し、子ども一人ひとりの「個性」と「可能性」に光を当てる柔軟な教育が必要です。
特に公立校の充実と公平な教育機会の確保は、政策の柱のひとつです。
主な教育政策
- 飛び級・単位制・通信制の拡充
才能ある子が年齢に関係なく自分のペースで学べる制度。ネット環境を活かした「教室外の学び」も推進。 - ギフテッド教育の導入
特別な能力を持つ子どもたちが、適切な教育環境で力を伸ばせるよう特別クラスや施設を整備。 - 教育の柔軟化と多様化
学びたいタイミングを尊重し、公立校でも創造性と探究心を引き出す授業ができる――私自身の経験からも強くそう感じています。 - 大学卒業資格試験の導入
「入るのが難しく、出るのが簡単」な現状から、「実力で評価される大学」へ。地方大学でも優秀な人材を育成できる仕組みへ転換。
ちなみにシンガポールでは、AIを活用し、生徒一人ひとりの能力に合ったカリキュラムを提供する教育改革がすでに始まっています。
教育が目指す社会像
- 子どもたちが自分の「好き」を見つけ、それを伸ばせる社会。
- 教室に閉じない学びを広げ、多様な学習スタイルへの理解を深める。
- 年齢に関係なく学び直せるしくみづくり(私は50代で博士号を取得しました)
高度人材への投資
教育は人材育成の「スタート地点」です。その後も継続的な投資によって、高度な専門性を持つ人材を支える必要があります。注力しているポイントとしては、
- 大学研究者への支援強化
基礎研究・応用技術の研究環境を整えることで、産業の土台を築く。 - 博士人材の支援と企業連携
人材還流を促す英国のKTP(Knowledge Transfer Partnership)プログラムのように、大学と企業をつなぐ仕組みも必要。人材投資を行う企業には税制優遇も検討すべきです。こうした投資なしに、未来を支える産業の成長はありえません。
過去の逆境から学ぶ力
最近、日本社会にはどこか“閉塞感”が漂っています。
でも私は声を大にして言いたい。日本は、戦後の焼け野原からここまで立ち上がった国です。戦争で多くの働き盛りの方々を失いながらも、教育と勤労を礎に産業を築いてきたのです。人口も今より少なかった時代です。
それでも日本は、世界の経済大国の一つになったのです。なぜそれができたのか?私は「教育」こそが原動力だったと考えています。今は健康寿命も延び、60代でも元気に働ける方がたくさんいます。テクノロジーも進化し、働き方の選択肢も広がっています。最近では阪神淡路大震災や、東日本大震災もありました。でもそのたびに復興してきました。
「日本はもうダメだ」――そう言ってしまうのは、歴史にも未来にも失礼だと思います。
最後に:希望は私たちの選択から
未来の産業を育てる。
新しい技術を磨く。
世界に向けて貢献する。
そして、私たち一人ひとりが社会に声を届けること。それこそが、真の「希望」につながると思います。
その第一歩は、「選挙に行くこと」です。誰かに任せるのではなく、自分の意思を示すこと。私はそれが、日本の未来に希望を持つための最も力強い行動だと信じています。
選挙期間中、私の考えや声に耳を傾けてくださった皆さんに、心から感謝申し上げます。候補者として誠実に、そして未来への希望を込めて語る努力を続けてきました。
これからも皆さんと一緒に、希望を語り、未来を築いていければ幸いです。

