選挙活動期間の直前に公開した「データサイエンスとしての占星術」というブログが、予想以上に多くのアクセスを集めました。ありがたい反響ではあったものの、政策寄りの内容を読んでほしいという思いもあったため、少し驚いたのが正直なところです。「政治家なのに占いを信じるのか」という批判も寄せられました。
今日は年末ということもあり、選挙期間でもありませんので、私の「趣味の話」として、占星術をどう活用してきたか、そしてその結果をどう人生に生かしてきたかを綴ってみたいと思います。
占星術からわかること
私は幼い頃から占星術に興味があり、インド占星術だけでなく東洋・西洋の占星術も学んできました。どの占星術でも大筋の結果は似ていますが、それぞれ得意分野が異なります。
インド占星術で読み取れるのは、例えば次のようなことです。
- 基本的な性格や行動パターン
- 才能・得意分野・学業の傾向
- 親の職業や家庭環境
- 職業適性(起業向きか、組織向きかなど)
- 恋愛・結婚・出産のタイミングや相性
- 財務状況や金運
- 人生のテーマや課題
特にインド占星術には「ダシャー(dasha)」という「人生の運命年表」があります。どの時期にどんな出来事が起こりやすいか、挑戦すべき時期・休むべき時期など、人生の流れを俯瞰することができます。
自身のホロスコープを読む
私のホロスコープは、驚くほど私のこれまでの人生と一致しています。
才能・適性
子どもの頃から手先が器用で、絵や手芸が得意でした。学業面では化学・薬学に適性があり、研究職が向いていると読めます。また、専門性のある文章を書くことや何かを教える仕事にも適性があります。
実際、大学で化学・薬学研究者として教え、その後は企業の研究職になりました。MBA取得後は投資や海外営業を経て、現在は海外の創薬研究受託企業のビジネスディベロップメントに携わっています。カタログにある試験を売るのではなく、完全カスタムメードで、様々な疾患、創薬ターゲット、モダリティに対応した創薬研究プロジェクトを扱う今の仕事は、飽きっぽい私にとって常に新しい発見があり、まさに天職です。
研究職以外にも、私は火星が非常に強いので、他人と競争する仕事、議論を戦わせる仕事にも適性があると読めます。ですから売上で競争する仕事である営業職にも向いているということになります。
海外との縁
ホロスコープには「海外から収入を得る」「外国人と働く」という強い示唆があります。大学生になるまで、家族旅行にもほとんど出かけたことがなかった私が、ある時期から海外に頻繁に出かけるようになりました。実際、仕事においても、外資系勤務や海外営業、海外企業で唯一の日本人として働くなど、人生の大半を外国人と共に過ごしてきました。
家庭環境と金銭
幼少期は両親の離婚や経済的困難が続きましたが、ホロスコープにも「生まれの家庭に恵まれない」「自力で道を切り開く」と出ています。病弱だったことも示されていました。
ただし同時に「蓄財や投資が得意」「晩年は経済的に安定する」という暗示もあります。社会人になってからは順調に貯蓄し、自分でためたお金で米国やカナダに留学し、今は経済的にも安定しています。
結婚・家族
私は未婚で子どももいませんが、これもホロスコープに表れていました。「自分の家族よりも他者に奉仕する使命がある」という示唆も、今後の活動と重なるかもしれません。
ダシャーと人生の転換点
ダシャー(人生の運命年表)には良いダシャーと悪いダシャーがあります。良いダシャーが人生の前半にあれば、若くして成功、後半にあれば大器晩成型かもしれません。ダシャーは1サイクル120年であり、その中に良いダシャー、悪いダシャーがあります。短命な人の中には、悪いダシャーだけで終わる人、逆に良いダシャーだけで終わる人もいるでしょう。どのようなダシャーで人生が始まり、どのようなダシャーの順番を何歳の時に経験するかで、人生が大きく変わります。
私の場合、生まれてから50歳近くまで悪いダシャーばかりが続きました。本人は「悪い」と感じる余裕もないほど日々を乗り越えてきたため、悲観的には捉えていませんでした。
ところが良いダシャーに入ってからは、明らかに人生が軽くなりました。今後は100歳を超えるまで良いダシャーが続く予定です(^^♪
また今後10年ほどは海外との関わりがさらに深まる時期と読めます。どんな出会いがあるかとても楽しみです。
逆境と向き合うということ
若い頃、裕福な家庭に育った同級生をうらやましく思ったこともありました。一方で私は、親の借金や家庭の混乱の中で育ち、進学も経済状況に左右されました。
しかし60歳を目前にした今、価値観は大きく変わりました。
- 親に期待されていなかったからこそ、自由に生きられた
- 何も持っていなかったからこそ、失うものがなく挑戦できた
- 子どもの頃の逆境が、今の自分の強さをつくった
ニューヨーク州立大学の研究でも「逆境の経験がない人ほど幸福度が下がる」という結果があります。私は小さい頃に逆境を一通り経験したおかげで、大人になってから何が起きても動じなくなりました。
最近、教育格差ということばをよく耳にします。貧乏な家の子はそもそも大学進学に不利だというのです。確かに経済的にはそういう側面も否定しませんが、裕福な家の子には、親の期待というプレッシャーもあります。私は塾に行ったことがなく、学習計画はすべて自分で立て、実行していました。親に言われるまま、塾や習い事に奔走し、親の虚栄心に見合う大学を受験させられ、あるいは合格するまで浪人をさせられていた同級生がうらやましいかと尋ねられたら、私は絶対に「NO」と答えます。
小さいころの経験から自立心が早く芽生え、社会人になってから随分と助けられました。2006年からは、完全リモート勤務を続けていますが、会社の指示が一切なくても、自分でなすべきことを見つけ、実行に移し、問題を解決してきたことは仕事においても大きな自信となりました。
今から思えば子供のころ、恵まれない過程で育ったことこそ、その後の自分の人生に必要だったと感じています。ですから一概にお金持ちの家に生まれるのが良いとは思っていません。どんな家庭に生まれても、個人として何を学ぶか、それを自分の人生にどう生かすかは、すべて個人の意志によりますし、これが運命をどう切り開くかということなのだと思います。
政治の世界で私は、二度の落選を経験しましたが、特に気にしてはいません。風が吹くまで、次の選挙結果がよくなるように準備を続けるだけです。何事もゼロから一人で初め、試行錯誤しながら目的を達成するという成功体験を積み上げてきた経験が、私の最大にして唯一の財産です。
これからの人生プラン
私のホロスコープには「女性に助けられる」という示唆があります。振り返ってみると、確かにこれまで多くの女性に支えられてきました。だからこそ、これからはその恩に報いる形で、女性のための活動をさらに広げていきたいと考えています。
私は長い間、男性が中心の職場で働き、「実力で勝負する」という姿勢を大切にしてきました。そのため、高市首相の発言にも共感できる部分がたくさんあります。彼女はおそらく男性の何倍も努力してきた人です。しかし同時に、今の私は、性別・国籍・属性によって評価が変わる社会であってはならないと強く感じています。社会的構造に根づく不公平は、取り除かれるべきものです。
社会は誰か一人の力で成り立つものではなく、すべての人が欠かせない存在です。そのうちの一部だけに負担や歪みが集中する状態は、最終的には社会全体の健全さを損なうことにつながります。だからこそ、誰もが公平に力を発揮できる環境づくりが必要だと考えています。
占星術が教えてくれるもの
インド占星術は数千年前に生まれた体系ですが、現代の私たちにも多くの示唆を与えてくれます。
惑星の動きを計算し、個人の適性や人生の流れを読み解くその精密さは、まさに古代のデータサイエンスと言えるでしょう。時代の流れとともに社会構造や職業が変わった現代においてでさえ、個人の人生において様々な助言を与えられるインド占星術に脱帽です。
私自身、占星術を「未来を当てる道具」あるいは「エンターテイメント」としてではなく、自分の人生を理解し、よりよく生きるための指針として活用してきました。
これからも、占星術とともに人生の流れを読みながら、挑戦を続けていきたいと思います。またこの記事でインド占星術に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ勉強を始めてみてください。


