国民民主党に行きつくまで

私は元々政治家の生まれでも何でもないので、政治には興味を持っていても自分が政治家になろうとは、つい最近になるまで全く思っていませんでした。政治家になるには?自分も何か政治活動に参加してみようと思ったのは、2020年の都知事選挙です。

とりあえず誰でもお手伝い歓迎だった「れいわ」の選挙活動に参加してみることに。意外だったのは、れいわの選挙活動に参加されている方も、山本太郎さんを必ずしも支持しているわけではなく(笑)、選挙活動に興味があるとか、活動自体が楽しいという方も結構たくさんいて、そんなものなのかと思ったのでした。

それではと、それ以降、いくつかの政党におもむき、話を聞きました。サポーターとして参加した政党や、公募に応募した党もありました。そんな時、知人がNHK党の参院選公認候補選抜コンペ(N-1グランプリ)があるから参加してみたら?と。それも締め切り日の前日に。急いでプロフィールや動画を用意して応募したのですが、動画審査期間の最初の1週間は誰にも言いませんでした(笑)。やっぱり表に出るって勇気がいることなんです。(少なくとも私にとっては)そして少しずつ親しい友人に暴露しました。

このコンペに参加してよかったのは、普通のおじさん、おばさんも政治のことを真剣に考えている人がたくさんいて、自分の子供ではない次世代のことも真剣に考えていることが分かったこと。私も普通のおばさんですが、世の中まだまだ捨てたものではないなあと。

NHK党では、選挙区での公認はしていただけるということだったのですが、最終的にはお断りしました。やっぱりNHK以外のことは、主張として打ち出しにくいので。ただNHKの集金人さんとは、個人的に長年いろいろトラブルがありましたし、スクランブル化には賛成です。

NHK自体の存在については、否定するわけではないし、むしろ教育テレビを私は高く評価しています。(語学関係の番組は昔よく見ていました)教育テレビを分社化という話も時々聞きますが、それもいいのではと。それで一般からも寄付を集めて。いまだにネット環境がない家庭というのも存在しますし、そういう家庭の子供も、テレビでもっと勉強できるように番組を増やして欲しいです。

今時の教育系YouTuberは本当に素晴らしいので、NHKの教育テレビで、そういう人たちのYouTube番組を放送してもらってはどうかもと。NHKは放送の枠を提供することの引き換えに、YouTuberの広告収入の一部をNHKに納めてもらうような仕組みで。権利関係がどうか私にはよくわかりませんが、教育系YouTuberのチャンネルを見ていると、本当に学校に行く必要あるの??と思います。YouTuberもテレビで番組が流れれば、YouTubeチャンネルに来てくれる人も増えるし、字幕や吹き替えをして海外にコンテンツを提供することもできると思います。Googleも、教育に限定すれば交渉に応じてくれるのではとも思うのですが。

話は脱線しましたが、NHK党のコンペに参加して、多少なりとも表に出る自信もついたし、選挙というものがどういうものか、勉強するいい機会にもなりました。(お世話になりました!)

そして立花孝志さんは本当に選挙戦略の天才と思います。動画がすべて公開されているのですが、立花さんは各選挙区、例えば掲示板がそれぞれどこに何か所あって、ポスターを張るのに何人で何時間必要か、その人件費の総額などすべてデータで持っている、完全データ主義の人です。さすがNHKで経理をやっていた人だなと。

そして最終的に国民民主党にお世話になることになりました。決め手はやはり、自分の考えと一番あっていると感じたからです。私はイデオロギーも大事かもしれないけど、そのために実行可能な政策を犠牲にするのは本末転倒だと思うのです。私は理系人間なので、思想よりも、国のためにより良い結果が出る政策をとことん追求するというのが大事だと考えています。