お知らせ2件

1.経口中絶薬の承認

まず最初に、1月23日にお知らせした、経口中絶薬の承認についてですが、2023年1月27日、経口中絶薬が厚生労働省の薬事専門部会によって薬事承認を了承されました。

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ブリックコメントの募集中のサイトに掲載されている添付文書案によれば、「本剤は母体保護法指定医師のみが使用すること」とあり、引き続き母体保護法の管理下、中絶に関してパートナーの同意が求められるようです。もちろん日本では医師の処方せんが必要とされます。また、この中絶薬が承認された直後、いろいろなメディアからニュースが流れましたが、「女性の選択肢が増える」とする一方、「安全性に懸念」とする報道がたくさんありました。もちろん薬ですから、副作用も当然ありますし、注意して服用する必要があるのは確かです。ですがこれまで何十年も世界中で使用されているわけですから、少なくとも新型コロナワクチンよりはずっと安全性が高いのは確かでしょう。1月23日のお知らせでは、米国で今年から一般の薬局での販売がOKになったことをお伝えしましたが、日本は中絶薬に関してかなり遅れていると感じます。

中絶薬の承認に関し、いろんな記事を読みましたが、BBCの記事がこれまでの経緯や問題点をよくまとめていますので、お時間のある方は短い記事ですので是非読んでみてください。BBCの記事「日本ではなぜ配偶者の同意が必要なのか」

2.国際婦人年連絡会セミナー「地域の主権を大切に、ミュニシパリズムの広がり」

2件目は、3月29日開催のセミナーのお知らせです。ゲストは昨年東京都杉並区長になられた岸本聡子さんです。

私は杉並区に何人か友人がいるのですが、以前の区長は酷かったと。それで一部の区民が杉並区のための政治をしてくれる区長候補を探していたところ、岸本さんに白羽の矢が立ったそうです。その時、岸本さんはベルギーに住んでおり、区長選にでるため日本に帰国したという、なかなかすごいストーリーです。しかも選挙結果は岸本聡子さんが7万6743票、現職だった田中良さんが7万6556票というなかなかの僅差でした。

友人によれば、選挙が終わったら議会関係のチラシなど、普段は一切目にしないそうですが、岸本さんが区長になってからは、区長がああ言った、こう言った、やれ約束を守っていない云々と揚げ足取りのような批判的なチラシを目にするようになったとか。きっと議会も大変なのではと推測します。ですが長年海外のNGOで活動されてきた岸本さんは、客観的に日本の政治を見ることができるでしょうし、問題点もよくわかるのではと思います。どんどん改革を進めて欲しいと思っていますし、それが岸本さんをベルギーから呼んだ区民の希望でもあると思っています。

日本は閉鎖的で外部から来た人間をよく思わないことが多いようですが、外資系の会社ではマネージメントは外部からが普通です。それでは外部から人を入れることで、人材の新陳代謝が活発になり、新しいことに挑戦しやすくなること、古い慣習を断ち切ることができるからです。日本の政治はどちらかというと、古くて悪い慣習が様々な改革の妨げになっており、また一部の利権となっていることが多いですから、首長は地元で長年公務員や議員をしてきた人ではなく、地元出身だけど一旦外に出て戻ってきた人や、全く違う地域に住んでいた人の方が、逆によいと思います。問題は地方議会ほど外部の人間に対して陰湿ないじめをしやすいところでしょうか。今、無投票で議員になれる地方議会がたくさんありますが、なりたい人はあまりいません。爺様たちにいじめ抜かれるのがわかっていますしね。岸本さんには、そうした悪しき前例を是非打破していただきたいです。

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